ちびろずるーむ
15時過ぎ、バスはブルージュを出発して、そして国境を越えて フランス入り。EU圏内なので国境なんて、あっと言う間も無し。 ルーアンまで5時間。ベルギーは終わり。フランス紀行の始まりです。 このクリスマスシーズンという時期、パリは大混雑になるようです。 それはヨーロッパ各地からパリへ、ショッピングに来るからだそうで。 親しい方にプレゼントをする習慣があるよう。お歳暮のような感じ。 明日、モンサンミッシェルからパリまで、渋滞に挟まったら5時間 以上かかって到着が真夜中になるかも。それを避ける為にルーアンの 観光を今夜したいのですが・・と添乗員さんが提案。勿論、全員賛成! 夕方到着すると、すでに真っ暗。でも街も大聖堂もイルミネーションで 装飾されていて、素敵。夜の観光、大正解かも。このルーアンの大聖堂を 一躍有名にしたのは、印象派の巨匠・モネ。連作は、30点もあるそう。 工事中で、一部ふさがっていたのですが、目の前に観覧車が廻っていて そのぼんやりした佇まいが、モネの「曇り日」の絵を思い出させます。 旅行前にTVでモネの「ルーアン大聖堂」を偶然見てて、良かったです。 こちらには、ごくふつうのメリーゴーランドがありました。最初は光が 消えていたのですが、私たちが行くと突然電気がつけて廻り出しました。 そしてこの街は、ジャンヌダルクの終焉の地としても知られています。 百年戦争でフランスを奇跡的な勝利に導きながら、魔女とされ火あぶり にされた広場が、今では教会になっています。彼女は19才だったそう。 ぐるりとみんなで街を一周してバスに乗って、ホテルへと向かいました。 夕食で大失敗をしてしまいました。オードブルは、こんな感じで素敵に 見えましたが、赤いのは生ハム。そして色々なペースト。オレンジのは ウニ。ピンクのは、なんとハムでした。飲み込むとき「ハムだ」と脳が キャッチしたとたんに、カラダが熱くなりじんましんが。最悪でした。 今回、危ないものは食べないと決めて、抗アレルギー薬を持って来ませ んでした。食べ物アレルギーは、とにかく体内から出せば良いので、水 をがぶがぶ飲んでいると、友達が自分の薬を分けてくれました。有難か ったです。お陰様で翌朝には、完璧に治まりました。すごく反省です。 ノボテルって、どこでも大小のベッドが置いてあるみたい。ひとりで 参加するときは、大きなベッドに悠々と寝るので、今回は友達に譲り ました。小さいベッドでも快適に眠れました。此処は、朝食が充実し ていました。フランス入りしたせいか、パンが超美味。クレープも有り ました。スクランブルエッグの横にマスタードとケチャップの小瓶が有り 失敬しました。野菜の代わりに、バナナ・みかん・キウイを食べました。 午前8時出発。まだ暗く雪も降り続いています。モンサンミッシェルまで 約3時間半。9時を過ぎて、ようやく明るくなってきましたが、雪はまだ 降っています。そのうち太陽も消えて、曇り空に覆われてしまいました。 雪はどんどん激しく降って来ます。渋滞にならないようにと祈ってると 突然とんでもない事態になりました。なんと豪雪のため高速道路が遮断さ れているらしくて。警察官が立って、バスを止めて説明をしているみたい。 近くのレストランで待機していれば、14時頃連絡があるそうだけど、 それだとパリに帰れなくなるので、今回は天候不順な為、観光中止に。 かなり楽しみにされてた方が多いので、みんながっかり。本当に気の毒。 私も雪景色は楽しみだったけれど、一度行っているのでまあいいかなと。 パリに早めに行く事になり、フリータイムが増えるので嬉しかったりも。 当然、名物のオムレツの昼食も当然消えて、ドライブインで自腹の食事を。 私はシンプルハンバーガー。後で入場料込の10ユーロが戻って来ました。 国道を通り途中から高速に上がり、パリへ向かいます。幸い渋滞にも遭わず。 近づくにつれ雪は次第に無くなってしまい、あの大雪が夢のよう。その間も ずっと昼寝も忘れて、私も友達もパリのガイドブックと睨めっこでした。 そしてパリに到着。2年ぶりのパリです。2年前は真夏でしたが、今は 真冬。窓からクリスマスマーケットが並んでいるのも見えました。お久し ぶりの凱旋門。これから食事をキャンセルして、夜のパリに繰り出す予定。 12月2日へ 12月3日へ